ルースターズにハマってます

音楽

1980年前後に起きたパンク・ニューウェーブのミュージックシーンで人気を博した中で「ルースターズ」というグループがいました。最近ルースターズの曲ばっかり聴いてまして、動画も同様です。

なぜそこに着眼したのかと言うと、ブランキージェットシティーやミッシェルガンエレファントらに影響を与えたバンドだというので、それはどんなもんだろうと興味がわいたのです。そこでYouTubeで試しに聴いてみました。

いいですね!!

がっちりしたリズム隊と、決してテクニカルではないですがロックンロールしてるギター。そして何よりもボーカルの大江慎也の狂気じみたパフォーマンスだと思います。童顔の目をギラリと大きく開き、音程なんて気にしないというような、滅茶苦茶なハスキーボイス。ストーンズのカバーなど洋楽からの影響も大きいらしいんですが、そのどれもが自分たちのオリジナルに聴かせるようような個性を感じます。

物まねではなく、自分の言葉で歌う。英語の歌が多いのも特徴です。とりわけ当時の大江氏の存在はカリスマ的な扱いだったようで、誰もが憧れる魅力があったと思います。

しかしいろいろ心労がたたったのか、大江氏は精神を病んで休養。音楽シーンからは姿を消します。その間もルースターズは存在し続けて、ギターの花田氏がリードボーカルを務めていました。この頃のルースターズも結構カッコいいです。

大江氏は後年復帰を果たすのですが、いかんせん声が悪くなってしまい、以前のようなどこかへ飛んでいくような危うい感じのボーカルではなくなってしまっていました。
しかし、それはあくまで時がそうさせてしまったのだから、必然の変化だったのだろうと思います。2004年のフジロックフェスティバルの出演を以って完全に解散という事になりました。

それでも時々メンバーが集まって単発的にライブ活動はおこなっているようです。

代表曲に「恋をしようよ」という曲がありますが、最後のリフレインが「ただあんたとヤリてぇだけ!」と連呼するという、曲のタイトルとは裏腹に猥褻な言葉でファンを凍り付かせるセンスはとてもカッコいいと思います。

ガールフレンド、という歌の中には「そんなに美人じゃないけど、とってもかわいい」という一節があって、この歌詞はブランキーの曲でそのまま引用されていたりします。

当時の流行りだったのか、セックスなど性的な表現をするときには「アレ」という表現が多かった気がします。ルースターズもそれに則った感じで、聴いている側のカタルシスを感じさせる曲が何曲もあって、当時の大江氏のセンスと狂気に圧倒されます。

1日に2回くらい聴いてますね、ルースターズ。調べたところによるとCD5枚組アルバムがあるらしいんですが、多分ものすごいプレミアがついてると思います。アルバムは「1981 LOFT」というライブアルバムを持ってますが、もう少し後期のアルバムも聴いてみたいです。

幸い(?)YouTubeにブートレッグ的な音源がたくさんアップされているので、それを毎日聴いてます。だいたい同じ曲が並ぶんですが、それでも聴いてしまう中毒性があります。

完全にその中毒になってしまった、僕なのです。

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