ヘアカラーとピアス

可笑しい

僕は現在49歳なのですが、耳にピアスを開け、髪は茶色に染め、特に後ろを長く伸ばしています。何と言いますか、無理に若作りして端から見れば「痛い」中年だと思います。

でもこれには、深いわけがあります。

それは「今の会社を辞めないため」です。


今年の初め頃、今の「時短勤務で週3日(現在は週5日)しか働いていないのに給料満額もらって、仕事は誰の役にも立たない自己満足の売上・客数分析。こんな状態で働くのは申し訳がない。だから退職します」と退職願まで書いて、上司に折り入って話があります、と話をしたのですが「MAX君は役に立ってるよ、その実績は自分も認めているし、事務所のみんなもちゃんと評価しているから、気にすることはないよ」などと言って引き留められました。

到底受け入れることが出来ない内容でしたが、一度分を騙してやるのもいいかなと思い、いっそこのまま会社に残ることにしました。これはやはり僕の周辺が言う

  • 年齢的に転職は難しい(資格を取る)
  • 給料が高い(仕事に見合ってない)
  • 時短勤務(無理なく働けていい環境)

といった内容に繋がるだろう、という事がようやく身についてきたというか、だったら徹底的に楽してやるわい!と「開き直る」ようになってきました。

「開き直ることが出来ない」
「真面目過ぎる」
「手を抜けない」

などとよく言われるのですが、「馬鹿が付くほどの真面目はやめよう」「適度に手を抜いて休もう」と考えることが出来るようになってきたのです。これは今、通所している作業療法で身に付いたことと近いのですが、特に「適度に手を休める」という事を徹底的に教えられています。なぜかといえば、無理に一生懸命やってもかえって作業効率が落ちて、焦るごとに作業が煩雑になってしまう、という事を学んでいるからです。これが実際の仕事にどれくらい通用するかはわかりませんが、そもそも復職せずに呑気に作業療法なんてやっていいのかとも思うのですが、やらかした事がやらかした事なので、今度は失敗しないように無理をせず、自分のペースを保ち、会社内のスピードや難易度に惑わされない仕事の仕方を確立するのだ、言う趣旨なんだろうと思っています。

それで冒頭の話に戻るのですが、なぜ「痛い中年」を演じているのかという理由は

「今の会社を辞めないため」

と書きました。
どういうことかと言いますと、こんな痛い中年男性を雇ってくれる転職先はないだろうと思うからです。茶髪と長髪は染め直して切ればそれで済むことなのですが、ピアスの穴だけは簡単には塞がりません。そうすると転職先の面接官にはきっと悪い印象を与えると思うんです。

反面、今の会社はどうかと言いますと、服装は普通で良いとして(休職前は作業服でした)、髪型・髪の色は自由でした。あごひげも文句言われなかったし、こうなったらいっその事

ピアスも開けてやれ!

と思ったのです。ピアスを開けてしまえば、もう後戻りできません。つまり今の会社に留まるしかなくなります。つまり「やめられない」という事になります。

実際に上司がこのピアスを見たわけではないので、ひょっとしたら良く思わないかもしれませんが、もうそんなことはどちらでもいいことです。その事で会社辞めろと言われれば会社辞めますし、ピアスを外せと言われれば外しますし。
今までもヘアカラーだったりブリーチだったり長髪だった時も何も言われませんでした。まして在宅なんだから好きなようにやらせてもらいます。

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