もうひとつの副業失敗について書きます。
LINEか何かを見ていたら
「あなたの好きを仕事にしませんか?○○音楽スクール」というような記事を目にしまして、最初はあまりピンとおなかったのですが、段々これは楽しいのではないか?と興味を持つようになりました。というのも当時僕は「初心者向けのギター教則ホームページ」作っていたのです。それ自体は客を呼ぶとか、金になるとか考えていたわけでなく、単純にギター人口の裾野が広がればいいな程度の考えしかあしませんでした。
そんな時に「音楽のスキルをお金にすることが出来るんだ」という希望的な考えが頭をよぎりました。自分にもできる!そう思ったのです。
早速LINE公式から入会の手続きをしました。現れた女性は学長さんでした。
決して入会金は安いものではなかったですが、
「MAXさんなら必ずできますよ!」と言われました。そのために用意されたカリキュラムは
- 実際のレッスンの仕方
- SNSを使った集客の仕方
- 直接人と会って集客する仕方
大きく分けるとこの3つでした。
「実際のレッスンの仕方」は役に立ちました。
と、同時にレッスンの限界も感じました。
パソコンやスマホの設定をレッスン用に変えるとか、レッスン時にこう喋ると伝わりやすいとか、高単価にするための考え方とか。後は実際のレッスンのロールプレイなどもやりました。知識の技術を使ったためになる話ばかりでした。
しかし、思うことがひとつあって、音ズレの問題が解消されないということでした。先生が弾く時は先生に音をミュートして、生徒さんに聞かす。終わった後に「どうでしたか?」と聞き、問題点や指摘点を言う。それを交互にやるということでした。
自分と生徒さんと同時に弾くことを聴けないというのは、僕にとってすごくストレスになることでした。実際に同時に弾くと0.5~1秒くらい音はズレます。
先生にその辺のことを尋ねました。
先生は「今の技術では、それは仕方のない事」だといわれました。そんな事よりも先生は85%が人柄であり、それによって生徒さんは先生に付いてくる、という事でした。
僕がギタリストだからかかもしれません。段々その辺のことが気になって気になって仕方ありませんでした。あと服装についてもっとオシャレにしろとか、笑顔を作れとか、部屋の様子が散らかってるから直すようにと、自分の見せ方にも注文がありました。それらは尤もなのですが、どうしてもその音ズレのことを気にし出すと、自分の中では段々やる気がなくなっていきました。
次にSNSを使った集客でした。
これも参考になることが多かったです。特にインスタでの写真や動画の見せ方や、文章はすごく役に立ちました。ツイッターのプロフィールやFacebookにも触れてましたが、そっちはあまりよくわからなかったです。よく言われる導線を作る。この考え方は、重要で今こうして書いているブログやランディングページの作り方などにも応用が聞きますし、良い講座だったと思います。講師の先生の教え方もとても丁寧でした。
最後に直接会ってのリアル集客ですが、これは無理でした。友達は少ないし、ギターの講座受けないかとどれだけ宣伝しても押し売りのようになってしまい、これは普段から立食パーティーでも参加している人にしか出来ないような内容でした。実際LINE話しかけなくなってしまった友達もいましたし、その心のダメージは決して小さくはなかったです。
以上、ギター講師になるための講座はずっと展開していったのですが、月2回の別レッスンなどもあり、内容はとても充実していたように思いましたが、ココナラとかで見ると、やはり自分よりも実績がある人に目が行ってしまい、自分にはギターの講師なんて務まるのだろうかと疑問に思うようになっていきました。
モチベーションが下がると、もうやる気がなくなってしまい、やがて講座にも顔を出さなくなって、やめてしましました。話によると生徒を3人持てば、元は取れるという話でしたが、それもなんだかどうでも良くなっていきました。
得られたことは、
- 教え方にもテクニックがあるが技術的には限度があること
- SNSはとても有効だが、目的を見失うと効果が薄い、または無い
- リアルで会っての勧誘は無理、友達をなくす
という事でした。
今後も何かの役に立ちそうです。まったくの無意味だったとは思いませんが、今回はレッスンとの訣別を選んでしまったわけです。


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