空間系

音楽

僕が持ってるほとんどのエフェクターはいわゆる歪み系・・・オーバードライブ、ディストーション、ファズ、ブースターなのです。
しかし以前から持っていて良く使っていたエフェクターがあります。
ディレイとリバーブです。

右側の緑色のエフェクターはVOXのタイムマシンというディレイです。ジョーサトリアーニのシグネイチャモデルとのことです。デジタルディレイなのですが、アナログ的な音が出せるとのことです。ただ僕はデジタルディレイの音が嫌いではないのであんまり気にしてません。

スティール製の筐体なのですが、思ったより軽いです。
レベル、ディレイレンジ、タイム、フィードバックのパラメーターがあります。僕はレベルはかなり小さめにします。演奏が止まった時に余韻が残る程度に設定してあります。ディレイレンジはディレイタイムの幅を決めるパラメーターなのですが、僕の場合はタップディレイとして使うので、あまり触ったことがありません。タイムも同様でタップテンポでディレイタイムを決めるので、使いません。フィードバックは割と長めに設定します。レベルと同じくディレイの余韻がはっきり残るような設定にします。

もっとも重視しているのは前述のタップテンポです。本体にタップのスイッチがあり、非常に踏んでの調整がしやすく、踏みごたえの感触が良いです。本体の右側にタップテンポのスイッチがあるのも、右利きの僕にとってはありがたいです。長い事使っていますが踏み間違えた記憶がありません。非常に信頼しています。

ただ最近始めた椎名林檎のコピーバンドではディレイがほとんど出てこないので、使っていません。加えて自宅ではインスタグラムの動画を撮る時にルーパーを接続する際に場所を取るので、使用していない用の棚で眠っています。元のバンドが再始動した時は大活躍することは間違いありません。

次に紹介するのはBOSSのリバーブです。非常にシンプルな名前なのですが、機能はこれでもかというくらい内蔵されています。パラメーターはエフェクトレベル、トーン、タイム、そしてモードです。
このエフェクターはアコギ用に買いました。エレキギター用の空間系は前述のディレイだけで十分なのです。
逆にアコギ、特にエレアコはギターそのものの残響音が無いに等しいので、味付けをしないと非常に立体感のない音になってしまうのです。モードはスプリング、ルーム、ホール、プレートなどよく見かけるモードなのですが、唯一変わった名前のダイナミックという種類のものがあって、これが一番いいと思ってます。残響音にきらびやかなモジュレ―ションがかかります。とても気持ちがよく、やや大げさに聞こえるような響きですが、ピエゾPUは全く響きがないのでこれの存在はとても大きいです。

まだスタジオでしか試していないのですが、フィッシュマンのPU・プリアンプからBOSSのコンプレッサーでアタックを押さえて滑らかな音にして、次にこのリバーブをかけることで残響音が綺麗になって、いわゆるエレアコの音なのですが、とても聞きやすく弾き心地のよい音になってくれます。このセッティングはおそらくマルチエフェクターでも出来るのだと思うのですが、今はこのセッティングでやっていて非常に満足しています。

以前は他にもフェイザーやロータリースピーカーシミュレーターなども持っていましたが、あまり使う機会がなく、売りました。そう言う意味でもこのディレイとリバーブというエフェクターは基本的にかけっぱなしが多いので、その分お得感があるようにも思えます。

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