会社に対する負い目は消えない

疾患

YMOの音楽をBGMにしながら仕事をしています。ちなみにYMOのアルバムの中ではライブ盤
「フェイカーホリック」です。「公的抑圧」では坂本龍一のシンセソロに置き換えられているのですが、このアルバムでは実際に演奏した渡辺香津美の圧巻のギターが収められており、同じギタリストとしてとても刺激的です。

さて、今仕事ではやや行き詰まり感を感じています。週5日、1日2~5時間の在宅勤務という事で、とても楽させてもらっているのですが、そんな中でも「ちょっとデータが見たい」とか「ちょっと書類を確認したい」などの「ちょっとした」が出来ないの、です。もちろん会社に電話なりメールなりすれば良いのですが、僕が会社の事務所から抜けているせいでものすごく忙しそうにしているため、電話はしづらいのです。ではメールだとどうなるかといえば、「今は多忙なので送れません」などとつれない返信が返ってきます。辛いところです。

そういうわけで現在はUSBメモリーでデータの投げ合いをしています。基本的には僕が作ったデータを会社に送り返す、というスタンスでやっているのですが、先ほども書いた通り、煩わしいというか、一言で言うと「面倒くさいです」

でも仕方ないのです。そもそも僕が在宅勤務になったのは「会社の事務所の雰囲気がつらいから」です。何度も休職している僕の状態として、会社の雰囲気に「飲まれてしまい、気ぜわしくなってしまい、パニックを起こすから」です。つまりそういう配慮の元、在宅勤務になっていることに感謝をしなくてはなりません。こんなに優遇されている会社、そうそうないです。しかも給料満額もらっているのですから、なおさらです。
一時期、そのことが引け目となって、とても苦しんだ時期がありました。とにかく自分を責めました。

「自分は怠けているのではないか」
「こんな甘えた環境で恥ずかしくないのか」
「残った人たちに迷惑かけているのではないか」
「大した仕事していないのに給料だけもらって、まるで給料泥棒だ」

など、です。
それは今でも続いていて、せめて週1日くらいは会社に顔を出した方が良いのではないか?そうすればUSBメモリーでのデータやり取りなど不要ではないか。そう考えていたものでした。
しかし会社はそれを認めませんでした。理由は「会社にあるものを見聞きするだけで、僕の心が変調をきたす、から」です。確かに僕の知らない書類を見たり、電話のかかってくる音、忙しそうにしている事務員さんの姿を見れば、前述したような感情を持つことは間違いありません。そうするとどうなるか?
危険運転をするようになります。元々は会社から貸与されている社用車(ノア)があったのですが、気分が悪くなり鬱がひどくなると、ジグザグ運転や、急ハンドル、急アクセル、急ブレーキを繰り返してしまいます。そうすることで自分の心の傷付いた部分を癒す、そんな事でした。
ぜんぜん癒しになってませんよね。会社の車で会社の社員が事故でも起こしたら、被害者に対して保険金はおりるのでしょうか、精神障害(僕の病気は双極性障害です)があると保険金は出ません。会社から訴えられるかもしれません。そんなこともあって、会社には来なくて良い、という判断になったのです。それがすごく負い目になって自暴自棄になったことも少なくありません。

しかし、会社は恐らくですが僕を信頼しているのだと思っています。僕がデータ分析をしてそのデータに基づいて会社の今の状況を把握することで、貢献する。貢献することが出来る。そこに信頼を置いているのだ思ってます。しかし僕も常に体調が安定しているわけではないので、休み休み仕事をしています。今、行き詰まっているのはそのデータ分析がうまくいかなくて、何が原因か調べているからです。なかなか難しいところですが、このデータ分析の表もそもそも自分が作った物です。自分以外に頼れる人はいないわけです。

YMOをBGMにしながら、今日も頑張って5時間、頑張ります。ちなみに1980年から渡辺香津美の代わりに加入した大村健司のギターもブルージーで結構好きです。


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