
昨日からはしゃいでます、マーシャルの小型アンプ「オリジン5」がとうとう我が家に届きました。
まず音について、です。
一言で言うと「歪みません!」出力が5Wと0.5Wと選択できるのですが、0.5Wでフルボリュームにすればひょっとしたら自然な歪みが得られるかもしれませんが、部屋では0.5Wでボリューム3以上出せば「うるさい!」程度の音が出ます。
おそらく最もこのアンプで特徴的なのは「ティルトコントロール」だと思います。説明書きでは「ノーマルトーンからハイトレブルまで連続的にコントロールできる」とあります。他の3バンドイコライザーは普通に音質調整が出来ますので、そのセッティングに対して高音を足していくようなイメージです。これが結構面白くて、全体のセッティングは丁度なんだけど、もう少し全体的に高音が抜けて欲しいな、といった時に重宝します。他のアンプでいうプレゼンスに近いパラメーターですが、あれは高域の更に上をコントロールする感じです。それに対してこのティルトは全音域を出したり引いたりできる優れものだと思います。感覚的にイコライザーを回してる感じですね。これは面白いです。
ボリュームにはブースト機能がついてます。ボリュームノブを引っ張る(あるいは付属のフットスイッチでも可能)と、音量が大きくなります。最初は歪みが増えるのかな?と思ったのですが、やはり住宅環境からそこまでの音量は出せず、本領発揮とまではいかないようです。もしフルボリュームだったらクランチ~オーバードライブ程度まで歪みが得られるかもしれません。ここは研究の余地がありそうです。
10インチのスピーカーひとつなのですが、意外に重いです。とはいえ10Kgないくらいなので持ち歩けない事もないですが、部屋から出すことは多分なくて、自宅練習用に活躍すると思います。
クリーントーンは上記の通り、作れる音の幅が広いのでとてもきれいです。エフェクターを使って試奏しましたが、音の乗りがよく癖もないです。そのうえで3イコライザーとティルトコントールで大体の音は作れます。
一言で言うと「良い買い物」でした。
一方、フェンダーチャンプの方は、思ったより高く売れました。少しだけ値引きにも応じましたが、概ね考えていた金額は得られたように思います。
チャンプは我が家に来て、全く使わない日はなく、毎日エフェクターの試奏動画で使ってました。2イコライザーの1ボリュームと、最小限のコントールにも関わらず、程よい音が出せて重宝しました。8インチ1つの本当に小さな真空管アンプでしたが、これも音量に過不足はなく、家で使うには最高のアンプでした。
そんな良いアンプをなぜ手離したのか?
車に例えますと、はじめは胸躍らせて乗っている車もやがて飽きてきます。走行距離も伸びてきて、そろそろ売ってもいいかな?これと言って必要性はないんだけど、買い換えよう。
こんな感じと思います。壊れるまで使いはしない。なんとなく、買い換える。この「何となく」という感情が車と同じような気がします。
そんな経緯で買ったマーシャル。この前買ったベースアンプと合わせて2つのマーシャルロゴがあります。どっちを向いてもマーシャル。これこそがアンプマニアをちょっとだけくすぐる、いい光景だと思います。
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