私MAXはココナラで「お客さんが思いついた鼻歌を、聴きごたえのあるインストゥルメンタルにする」というサービスを始めました。
これは誰でもやりたいと思ってるのではなく、バンドマンやシンガーソングライターでメロディーは作ったけど、コードが上手く作れない人などに需要があるのではないかと思ってます。
というのも過去に老若男女問わず、そういうケースを何度も見てきて、何度も解決してきたからです。
僕からすると「何でコードがわからないのに作曲できるんだ?」と不思議ですが、世の中にはそういう人も案外いるものなんだな、と思いました。
ここで題名のハミング…つまり鼻歌から1つの曲になるまでを簡単に紹介したいと思います。
まずお客さんからメロディーを送ってもらいます。ちなみにこの時点でビビって送ってこない人もいます。それはどうにもならないですね。
次にそのメロディーの入った音源をパソコンに取り込みます。
次はそのメロディーをギターで延々と真似して弾きます。言葉は悪いですがヨレヨレのメロディーだったりするので、そこのあたりも極力メロディーとして弾きます。ただ明らかにノイズであるとか、音がかすれて聞こえない箇所に関しては、削ることもあります。
この時点で、一度お客さんに聴いてもらったほうがいいかもしれませんね。
次はそのメロディーを元にコードを探り当てます。音階を追っていくと、大凡のコード進行が見えてきます。それが不自然ではないかをよく確かめます。ここのセクションが一番重要ですね。音階と合わないとコード進行が変な感じになります。なのでここにはすごく、時間をかけます。

コードがわかったら、最初にハミングをなぞったメロディーとコードが合うかどうかを確認します。ここでも微調整が必要になってきます。
ここからはしばらくギターを使いません。コードがわかったので、midiキーボードでパソコンのピアノの音源でコードを入力します。いわゆる4つ打ちでかまいません。この時点では正確なコードがはっきりわかればいいのです。
この次の作業も大変なのですが、メロディーをサックスの音源で(サックスでなくてもいいのですが、一番聞き取りやすいです)なぞって弾きます。なにしろ初見のメロディーなので、オロオロしてしまいます。そこは何度も何度も弾き直します。ある程度の出来であればこの作業は終わりです。
次に使うのがボーカロイドです。普通のキーエディターでもいいのですが、ボカロの方が聞き取りやすく、修正もしやすいです。さっきやったサックスのmidiデータをボカロにそのままコピペします。そうするとサックスのメロディーでボカロが歌ってるわけです。それを最初になぞったギターの音と聴き比べながらボカロの音を入力していきます。極力音が外れないように慎重に行います。ここで手を抜くと、「ハミングとメロディーが違う!」ものになってしまいます。
うまくいけばなぞったギターとボカロがほぼ完全に合致します。
この後で、今度はボカロの音をサックスの音に戻します。当たり前ですがボカロの音がサックスの演奏になるわけです。
あとはサックスの音を聴いて、音量や細かい微調整をします。
最後にこのサックスのメロディーとピアノの音に合わせてアコギを弾いて録音すれば
「メロディーがサックスで」
「ギターがバックで弾いている」
音源の出来上がりです。上手く出来たかどうか、途中でお客さんと確認し合ったほうが間違いないと思います。
自分で作ったハミング、鼻歌や口笛を、キチンとした演奏に生まれかえました。
最後のギターを弾く前なら、キーの高さやテンポを変えることも簡単です。
またこれを元にドラムやベース、シンセサイザーなどを入れた重厚なバンドサウンドに(別途料金)。究極的には歌詞さえ決まっていればこの歌をボーカロイドに歌わせることも可能です(別途料金)。
興味がある方はお気軽にご相談下さい。

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