シリウスとの出会い
ワードプレスを使おうかなと思う前に、使っていたソフトがあって、「シリウス」と言います。某有名コンサルの方が「シリウスがあればホームページ(以下HP)は簡単に作れる」と言っていたために、HP作りに興味があった僕はすぐに手に入れました。
サーバー代とは別に、20000円くらいだったと思います。決して安いものではなかったですが、それでもHPが自分で作れるならば、自己投資として決して高くないと思いました。
この手の物はマニュアルなんて無いに等しくて、とにかく自分で触ってみるのですが、これが意外に簡単。コマンドがあって、それを押すなり文章を入れるなりすれば、勝手に入力されて、形になっていくのです。常にプレビューが見られるので、どんな形になるかを確認できるのも良い点だと思います。動画を貼ろうが画像を貼ろうが自由自在。段落の決め方も直感的に決められ、簡単なHPならすぐに作れます。「これがコンサルの言ってたHPを簡単に作れるというやつか」と思いました。
ギターレッスン動画
自分はギターが好きなので、試しにギターの弾き方入門というHPを作ろうと思いました。初心者の人がこれを見ながら練習すれば簡単な曲ならばすぐマスターできる、という趣旨でした。
自分でも楽しく作っていたので、かなり複雑な内容でしたが、スラスラと作っていくことができました。これを作るのが日課になっていき、もはや作るのが義務のようになっていきました。初めて動画を作るためカメラの前で喋ったり、2つのカメラを使って弦の交換を録画したり、やったことのない経験をしました。
ズタズタ
そもそもワードプレスには挑戦していた時期があったのです。やはり自分でHPを作りたいという願望と、これからはワードプレスを触ってHP作りができないと生きていけないんじゃないかという思いがあって、挑戦していたのです、ワードプレスに関しては教本がたくさん売っていたので、買ってはHP作りに挑戦するのですが、まずサーバーの契約や作り方が本と違ったり、実際にワードプレスに触れるところまでたどり着いても、なぜか本の内容と実物が異なるために先へ進めなくなる、といったイライラするトラブル続きで、気の短い僕は行き詰まるたびに教本をズタズタに破き、捨て、「もうワードプレスなんてやるものか!!」と憤っていたのでした。そんな事が3回続きました。要はHPを作りたい気持ち、ワードプレスを使いこなしたい願望はあったということの裏返しだと思います。
そんな折に登場したのがシリウスでした。
ワードプレスとは比較にならない簡単さ、手軽さで、ギターの入門HPはほぼ出来上がるというところまで来ました。
そこで三つの事件が起きるのです。
3つの事件
ひとつは「エキテン掲載事件」です。
僕はこの完成したHPを飲食・娯楽紹介サイトの「エキテン」に無料掲載してもらってました。費用は0円。細かいレッスンなどはもちろんなくて、教室もない、月謝もない、講習時間もない、ただHPを見てさえくれたら、あなたもギターを弾けるようになれる!こんなコンセプトでした。
そこに起きたのがエキテンからの有料掲載の勧誘でした。
「初回30000円でもっと目立つHPができますよ!」という誘いでした。
迷いました。僕には売上がないわけですが、世の中の人にこのHPを広めることには意味があるだろうと、その話に乗りました。
実は会社の人に「今、こういうHPを作っていて、エキテンにも掲載されているんですよ」と紹介していました。「へー、面白そうですね」とその人たちは答えました。
ここで事件が起こるのです。
エキテンは有料掲載に際して僕に無断で、掲載ページに蛇足を付けたのです。
- レッスン費用
- 教室の場所(自宅、もちろん当初は非公開でした)
- レッスン時間
いかにもレッスン代を払えば、あなたのテクニックや知識はアップしていきますよ!というような内容になっていたのです。僕は指摘されるまで全く知りませんでした。
それまでは無料でHP見ればそれで基本的なテクニックはマスターできますよ、というスタンスだったからです。
これに立腹したのは会社の人でした。僕は精神疾患があったため、時短勤務で当時は午後1時までの勤務でした。それがエキテンにはレッスン開始時間が午後2時となっていたため、時短勤務を良いことにサボってレッスン料で金を稼ごうとしていると思われたのです。
「ガッカリした」
と言われました。最初何のことだかわからずに途方にくれましたが、後で前述の事がわかり、ケジメとしてエキテンの掲載は全削除、HPも閉鎖しました。
30000円がもったいないとか、そんなことは全く考えず、ただただその会社の人たちに対して詫びる気持ちでいっぱいでした。何とか理解はしてくれましたが、その事件以降会社の人と喋ることはほとんどなくなってしまいました(その後、そういう事に耐えられず、つまらない事件を起こし入院しました)
ふたつめの事件は「本物のギターレッスンコーチになる」ことでした。
ネットを斜め読みしていたら「あなたの演奏がお金になる」みたいなネット広告を見つけました。
またエキテンのようなことが起こるんじゃないか、と半信半疑で応募してみました。よくわからないお姉さんが「先生になれば月々○万円手元に入ってきます。もちろんレッスン時間は自由ですし、ZOOMを使うので夜でもレッスンは可能です」みたいな内容でした。確かにオンラインでレッスンすれば副収入が入ってくることは間違いない・・・生徒の集め方も教えてくれる・・・
この話に乗りました。コンサル代として○○万円払いました。生徒が3人付けば元は取れると、そのお姉さんは言ってました。あれよあれよという間に、僕はギター講師予備校生となったわけです。
レッスンは楽しいものでした。毎日のように講師が、
どうやったら自分の元にお金が入ってくるのか?など。
- どうやったらいい指導ができるのか?
- どうやったら生徒さんが集められるのか?
- どうやったら自分の元にお金が入ってくるのか?
など、それまでには考えたことのないプロの指導でした。指導している内容も無理のない内容でした。
が!
ここで3つ目の問題、「レッスン挫折事件」が起こるのです。
まず、僕がレッスンで言われたとおりに集客をしても、押し売り扱いされて全く生徒は集められませんでした(その辺を反省して今はインスタグラムとココナラを使って集客を目指しています)。
そして当時は僕がギターを全く上手に弾けなくなっていたことでした。HP作りやレッスンに時間を割き過ぎて、とても人に教えられる状態ではなくなってしまいました。
そして一番の理由は「ZOOMでリアルタイムでレッスンしようと思うと、どうしても1秒くらいの時差が発生するので、先生側が画面を見ずに勝手に演奏を始めて、それに合わせて生徒さんが演奏して、先生側としては生徒さんの良かったところ、悪かったところを直接指導が出来ない」ことでした。
そのことがすごく気になり、生徒は集まらず、ギターはどんどん下手になっていく・・・
これに耐えられなくなって、レッスンに顔を出さなくなりました。
○○万円は水泡に帰しました。下手にオンラインのコンサルは受けない方が良いという高い勉強代になりました。
で、話をワードプレスに戻します。
ランディングページの必要性
上記の事が起こって、シリウスに対しても段々興味が薄れてきました。もうギター入門のHPを作る気も失せていました。それでも少しずつですが、削除したギターレッスンHPの続きをシリウスで作り始めていたのでした。
ちょうどその頃シリウスがリニューアルして「シリウス2」になっていました。これもそこそこ高かったのですが、毒を食らわば皿までとばかりに、買いました。別段変わったところはなかったのですが、唯一大きく違ったのは「独立ページ」という他のページからは入れないページが作れることでした。秘密のページと言いますか、他とリンクしていないので、その1ページの為だけに他のページを作らないとか、そういう事をする必要がなくなったのです。
これをランディングページ(LP)といい、お客さんがまず最初に見るページで、出来るだけ豪華なつくりにすることが求められてました。
「シリウスなら、それも可能だ」
そう思い、他のページも含めて一生懸命作るのですが、ここで最大の欠陥が発生するのです。独立ページを作ると、なぜが真っ白な何も表示されていないページになってしまうことです。
なんだ、これ?
一気にやる気が失せてきました。せっかくLPが作れたら、集客とかイベント的にHPが使えると思っていたのに、そのやる気というかモチベーションの糸が一気に切れてしまいました。
シリウス2は、放置されました。
ワードプレスにこだわるわけ
その後、努力の甲斐あって僕はワードプレスを作ることに成功しました。それまでの失敗を乗り越え、ググりながらなんとか、そこそこのHPを作ることができる様になったのです。
「これならば、ワードプレスをもっと極めて、自在にHPを作ってやる」
何故そう思うかは、会社のHP作りに役立てたかったのです。
会社には公式HPがありません。
会社は求人難の問題を抱えており、様々な媒体に求人広告を掲載するのですが、自社HPを持っている会社の方が求人に関しては強みがあったのです。
そんな危機を何とか手助けしたい
そんな思いからワードプレスを使うようになったのです。
しかしワードプレスも問題はあります。
ネットでよくある、なぜかメールアドレスとパスワードでログインしようとしても「パスワードが違います」とか、
自分としては間違いなくリンクを貼ったはずなのに「404 そこにはページがありません」など
よくあるトラブルは後を絶ちません。でもそこを何度も乗り越えてきました。少しは自信もついてきたのです。ワードプレスはこれからも進化を続けるでしょう。
シリウスのトラブルと、その実力
ここで思い出したのが、シリウスの事でした。
先ほど書いた「独立ページが真っ白」という件を、メーカーに問い合わせればいいのではないか?と思ったのです。
そのまま書きました。「独立ページに何も表示されない」
答えは割愛しますが、とにかく使い方の問題であるとのことでした。故障ではない、と。
メーカーの言うとおりにやるのですが、やはり独立ページは真っ白。ここで心が折れ始めたのですが、ひょっとしたらメーカーが間違っていて、その反対のやり方をしてみたらいいんじゃないか?と直感で思ったのです。
当たりました。
メーカー側が間違っていたのです。でもそのことはもうどうでもいいのです。シリウスは独立ページも含め、また動き始めたのです。しかもより高性能に。
ヘッダーの種類や、ページのバックの色、見出しの色や大きさ、ワードプレスでは今の僕では出来ない事がシリウスでは出来るようになっているのです。
もちろん一長一短はありますがシリウスの底力、これからも見せてもらおうじゃありませんか!
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