お気に入りのエフェクター3種(2023年)

音楽

エフェクターの話になると、少なくとも自分が持ってる機種については色々語ることが出来ます。
そんな中で自分が愛用している「珍しい」エフェクターの話をしようと思います。

RIOT RELOADED 

右側の紫のカラーリングはSUHR(サー)のRIOT RELOADED です。
サーは非常に高価なエレキギターなどを製作しているメーカーですが、エフェクターの製作にも力が入っておりファズやオーバードライブ、コンプレッサーなども発売しています。
そんな中で最も人気があるのが「RIOT」です。そのRIOTのゲインを30%増加させたのが、この「RIOT RELOADED」です。
パラメーターはDIST(ゲイン)、TONE、LEVELとVOICEと書かれたミニスイッチがついてます。
すごく歪みます。周波数としてはミドルを強調した感じです。メーカーの説明では「チューブアンプの歪みを再現した」というようなことが書かれていますが、僕個人的な感想としては「とてもよく出来たディストーションの決定版」という感じがします。単体でももちろん良い音がしますが他の歪み系、あるいはクランチ程度に歪ませたアンプをブーストさせるととても力強い音を作り出すことが出来ます。
VOICEはシリコンダイオード、ゲルマニウムダイオード、LEDダイオードに切り替えられるスイッチらしいのですが、あまり変化は感じられないです😅難点を言えばペダルスイッチが固いので踏むときに力がいります。
高かったのですが一生モノのペダルといえます。これは持っていて絶対損はしないです。

OVERDRIVE PREAMP

真ん中のペダルはJHSのOVERDRIVE PREAMP です。JHSのオリジナル品は歪み系が多いのですが、他にも他社の既存製品の改造モデルを発売も多いです。
このペダルはJHSのスタッフ(社長?)がイングウェイマルムスティーンが使っているDODのOVERDRIVE PREAMP の音を聴いて、何て良い音なんだと感銘を受けて、作ったのがこのペダルだと言われています。パラメーターはLEVELとGAIN、あとはトーンやゲインを変化させるスイッチがついてます。このペダルも一生ものですね。基本的には歪みそのものは少ないです。ただこのペダルは単体で使うよりも、他の歪み系エフェクターやアンプをブーストさせる専用機と言っても差し支えないでしょう。LEVELをMAXにしても極端にはブーストしませんが、とても上品なトーンが得られます。このペダル自体が歪み系の特性を知っているかのようで「あー、そこブーストしてくれると気持ちいい~」というギターの音の一番美味しい部分を知っていて、そこを中心に強調してくれているように感じられます。これも結構高かったですが、持っていて損はしないです。

E2

左のペダルはやや珍しい部類になると思います。AMTというロシアのメーカーが発売しているLegend ampsというシリーズのプリアンプです。このシリーズは他にもマーシャル、メサブギー、ピーヴィーなどの有名なアンプのアナログモデリングペダルです。プリアンプなので、基本的にはパワーアンプやライン出力で使うのが良しとされています。そのままギターアンプに接続すると高音が強調され過ぎて、弾きにくくなります。ただしこのE2はアンプに接続できる端子もあります。
写真に写っているE2はエングルのアンプをモデリングしています。細かい音の調整が出来て、LEVEL、GAINの他に3EQの調整が可能です。このLEVELとGAINで歪みのコントロールをします。出力端子が充実していて、アンプへの出力、パワーアンプへの出力、アンプシミュレーターとしての出力の3つがあります。僕は宅録で使っているので、もっぱらアンプシミュレーターとして使っています。
非常に目の細かい歪みが出ます。メタル系で使うのが良いと思うのですが、普通に歪み系として軽い歪みも作れます。しかしやはり高いゲインを利用して使用するのが一番本領発揮と言えるでしょう。エフェクターには珍しい3EQが付いているため、トレブル、ミドル、ベースと細かい調整が出来るため、とても使い勝手が良いです。エングルのアンプの音を直接聞いたことがないので詳しくはわからないのですが、とてもよく出来た音が作れます。宅録でザクザクした音を作るときにとても重宝します。このシリーズは比較的安価で手に入るので、これ以外にM1(マーシャル)、P1(ピーヴィー)も持っています。しかしその機種と違う点は、真ん中下段にある「CL・LEVEL」というパラメータがあるところです。これの使い方をず―っとわからなかったのですが最近わかりました。これは歪みをOFFにした時に出るバイパス音の大きさを調整するパラメーターなのですが、そのバイパス音はフェンダーツインリバーブの音のモデリングだったのです。つまりエングルとツインリバーブの音を切り替えられる、ということになります。これは贅沢ですね。このペダルもとても使い勝手が良いです。

以上、僕が持ってる好きなエフェクター3機種を紹介させてもらいました。普通にBOSSのDS-1とかSD-1とかも好きですが、特に今回は「珍しい」ペダルとして紹介させていただきました。

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